大人気TPUチューブ『PURPLE LITE』は歴史が違う！

Panaracer『PURPLE LITE』 

 ¥1,980‐(700×23/32C) / ¥2,300-(700×32/47C)

現在売れ筋No.1のTPUチューブ「パープルライト」。

11月に発表以来“入荷→すぐ売り切れ”を繰り返しており、入手困難な状態が続いております。今回はその人気の秘密を探ってみましょう。

信頼の国内メーカー Panaracer（パナレーサー）

 世界トップクラスの国産タイヤメーカー、パナレーサー。最先端の研究結果と熟練の技術を融合した製品群、「GRAVELKING」や「AGILEST」は、プロからアマチュアまで絶大な支持を集めています。さらに大ベストセラーの軽量ブチルチューブ「RAIR（アールエアー）」も性能と信頼性で知られている製品です。

そんなパナレーサーが満を持して発売した「パープルライト」。軽量性はもちろん、後発の強みを生かし、他社製品を凌駕する機能性を備えたチューブです。

ポリウレタン製チューブのパイオニア

 実はさかのぼること30年以上前の1986年に世界初のTPUチューブ「TX-α」を発売したのがパナレーサーでした。（参考データ：産業技術史資料情報センター）

「素材革命」と銘打たれたこの製品は、軽量性、強度、そして高い耐傷性を兼ね備えた革新的なアイテムとして登場しました。その後「グリーンライト」というTPUチューブも発売されましたが、時代のニーズに合わず“パナレーサーのTPUチューブ”は市場から姿を消します。近年TPUチューブが多数のメーカーから発表されて盛り上がりを見せても、パナレーサーは長い間沈黙を守ってきました。

そんなパナレーサーが2024年11月に突如 新型TPUチューブ「パープルライト」を発表し、自転車業界を驚かせたのです。その商品名は先代の「グリーンライト」のリベンジに燃えるパナレーサー技術者たちの熱い思いが込められているのだと思います。

死角のないパープルライト

 高品質の金属製バルブ

熱で変形することのない金属製バルブは、高温になる携帯電動ポンプユーザーにはうれしい限りです。しかしこのバルブの真骨頂はねじ切り仕様であること。お馴染みのリムナットが取り付け可能なのです。これにより、空気を入れた際にリム内部に正しくチューブが接触し、TPUチューブなどの軽量チューブに多い「バルブとチューブ接着部のパンク」を軽減しています。2004年のパナレーサーの軽量チューブの取り扱いについての資料に詳しく書いてありましたので下記に貼り付けておきます。

 （2004年　パナレーサー製品情報ファイルより）

また、Oリングが付属しており、リムナットの下に入れることでカーボンリムを傷つける心配もありません。

↑バルブが長すぎる場合にはスペーサーを使うと良いでしょう。このスペーサーはリム形状に沿うように湾曲しており、こうした細部への配慮も、信頼の国産メーカーならではのポイントです。

サイズ展開と適応性

 「パープルライト」は、以下の2種類のサイズを展開しています。

700×23-32C：ロードバイク向け。

700×32-47C：グラベルバイクやクロスバイクにも対応可能。

特に後者のサイズは国内メーカーでは他に見られない設定で、多用途なニーズをカバーしています。

圧倒的な軽量性

 700×23-32C  :  36ｇ

700×32-47C  :  46ｇ

これらの重量には金属製バルブやリムナットも含まれています。比較すると、スタンダードなチューブ（700×32-45）は約140gと、軽量さの違いは一目瞭然です。ヒルクライムでは大きな味方となってくれるでしょう。

まとめ

「パープルライト」は、軽量性だけでなく、高品質なバルブ設計や多用途に対応するサイズ展開など、信頼のパナレーサーが送り出す最高のTPUチューブです。軽さと耐久性を兼ね備え、厳しいライド条件でも安心して使えるこのアイテムは、ライダーにとって欠かせないパートナーとなるでしょう。

今後もさらに注目を集める「パープルライト」、ぜひその性能を体感してください！

【パープルライト】

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