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最新のチューブはこう畳む!予備チューブの優しい畳み方

2024年11月22日

パーツ・アクセサリスタッフブログ

ライドに出かける際、パンク修理用の予備チューブを携帯していることと思います。ところで、そのチューブ、どうやって畳んでいますか?「適当に束ねてポケットやツール缶に突っ込んでる」という方、要注意です!チューブがかさばって他のアイテムが入らなかったり、いざ使うときに穴が空いていて使えないなんて最悪の事態に陥る可能性も。実は、チューブの畳み方次第で携帯性も安全性も大きく変わるんです。今回は、いろいろな畳み方を調べた中から、スマートで実用的な方法をご紹介します。

 

チューブメーカーの畳み方は?

 

かたつむり型】ボントレガー ライトウェイトチューブ

バルブから離れた箇所からチューブを巻いていき最後にバルブを密着させる方法。ちょうどいい大きさに巻きを作るのが一発では難しいです。

【とぐろ型】ボントレガー スタンダードチューブ/EXAR  TPUチューブ

バルブを中心にその周りにチューブを巻いていく方法。この畳み方をされる方が大多数ではないでしょうか?バルブの長さで畳んだ時の大きさが決まるので、大きさを揃えられ収納もしやすくなります。

どちらの畳み方もコンパクトにまとめられて問題が無いように見えますが、

バルブの根本をよく見てください。

バルブとチューブの接着部分が窮屈で負担がかかっています。特にTPUチューブがきつそうですね。

実はこの部分の劣化や剥がれが原因の空気漏れ、意外と多いんです。

長期間窮屈なツールボトルに入れられたままのチューブ。畳み方次第で劣化を防ぎ不要なパンクリスクを減らすことが出来るのではないでしょうか?

 

最良の畳み方とは?

ということで、コンパクトでさらにチューブに負担をかけない畳み方を紹介します。

 

まずは出来る限りチューブ内の空気を抜きます。空気が残っているとどんな畳み方をしてもコンパクトにはまとまりません。

歯磨き粉を使い切るときのように、バルブを先頭にして後ろからギッチリ巻いていけば、チューブ内の空気がバルブ側に寄っていきます。

溜まった空気はバルブ先端を押してプシュッと抜いてあげてください。空気を完全に抜くとこのようにぺったんこになります。

 

いよいよ肝心の畳み方

 バルブが真ん中に来るようにチューブをのばします。


片側を半分に折ります。端をバルブ近くに持っていきますが、バルブからは1㎝程度の隙間を開けます。

あとは適当な長さで折り畳んでいってください。

反対側も同じように畳むと『ハート型』完成です。

 

課題のバルブ根本の圧迫感は、全くありません!

 

このハート型を一番チューブにやさしい畳み方に認定します!

あとはラップで巻いて保護すればさらにコンパクトになって、ツールボトルやサドルバッグの中でも長期間安心でしょう。(それでも1年に1回ぐらいは入れ替えましょう)

少々値の張る高性能チューブ、ちょっとした手間で少しでも長持ちさせましょう。

 

おまけ

 この畳み方、実はオランダのヴェレデステインというメーカーがやっていました。昔それを見た時には「変わった畳み方」ぐらいに思ってその後忘れていましたが、ラテックスチューブ、TPUチューブと進化していく中でバルブの接着部分の取り扱いに繊細さが必要になり、色々調べているうちに思い出した次第です。

ヴェレデステイン偉い!という今回の記事でした。

 

 

 

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