春からビンディングシューズ1年生になりませんか?ガッツリ走りたいライダーへ/SPD SL編!!
2022年3月19日
こんにちは、アースバイクスです。
この春はサイクリングをより一層楽しむために、費用対効果抜群のアイテムで走りの質をグッと向上させませんか?
その費用対効果抜群のアイテムとは…
ビンディングシューズ&ペダル!!
ということで今回は、ビィンディングについて解説していきます👍
第一弾は、ライドパフォーマンスをガッツリ向上させたい、走りを意識したライダーにオススメの「SPD SL」編です。
そもそもビンディングとは?
ビィンディングとは、専用のシューズとペダルを固定するシステムです。
シューズには、クリートと呼ばれる金具を装着します。
これをペダルにはめ込み固定します。外す場合は、かかとを外側へ捻ります。至ってシンプルな構造です。
SPD SLとは
SPD とは、日本の自転車パーツメーカー”Shimano”が手掛けるペダル製品です。
その中でもSPD SLはペダリング(ペダルを漕ぐ動作)の効率を高め、より速くよりパワフルに走るためのペダルです。
SLペダル対応のシューズ
SLペダルに対応するシューズは、一般的なものとは大きく異なる形状です。
写真の様にダイヤルが付いていたり、全体的に細身でタイトな印象を受けます。スポーティな見た目をしているのが1つの特徴です。
また歩くことは想定されていません。ロードバイクにおけるシューズは履物ではなく、ライドパフォーマンスを向上させるアイテムであり、機材としての位置付けであると考えてください。
ビンディングのメリット
ライダーの踏力を推進力へ
まず大前提として、これから話を進めるうえで理解しておくべきポイントがあります。
「ライダーの踏力を一番受け止めている部分は、ペダルではなくシューズであること。」
ロードバイク初心者の方にとっては、驚愕の事実かもしれませんね(・□・;)
意外にも、ライダーのパワーを根幹で受け止めているのは、ペダルと密接している”シューズ”なんです。
厳密にいえばシューズのソール部分。そのためソールの”硬さ”が重要です。(以下、「剛性」と表記)
例えば、スニーカー。
スニーカーのような柔らかいソールでは、ペダリング時の踏力を受け止めてくれません。ですので、いくら頑張ってペダルを漕いでも、パワーロスしてしまうため、ペダリングには向いていません。
それに対して、ビンディングシューズのソールは硬い作りなっています。
私の経験から語ると、専用シューズは「板を踏んでいる感覚」に近いです。すなわちそれだけソールが硬いんですね。
緩急のついたペダリングや、加速時の踏み込みにもロスなく反応します。ダイレクトなペダリングを味わえるのも魅力です。
より効率的なペダリングへ
一般的には”ペダルを踏む”という表現を使いますが、ロードバイクの世界では、「ペダルは踏むのではなく、回す」と考えます。
ペダリングを円運動として行うことで、ライダーの踏力を自転車に最も効率よく伝えることが可能です。
では円運動とは一体どういったものなのか?。
冒頭で説明したように、ビンディングはシューズとペダルを一体化させるものです。
そのため、ペダルを1周させる間、シューズがペダルから離れることはありません。当たり前の話ですが、ここが肝になります。
では、ペダリングを時計として考えてみましょう。
ペダルを最も踏み込めるのは、およそ2時から5時にかけて。では、それ以降はどうでしょうか?
通常のペダルでは、足を載せているだけになります。一方、ビンディングの場合はペダルとシューズが一体化しているので、下死点から上死点まで、引き上げることができます。
すなわちこれが円運動の正体です。
ビンディングシューズを使うことで、より効率的なペダリングを実現すると共に、ペダリングスキルも向上します♪
「ビンディング=危険」その認識間違いです!!
一見シューズとペダルが固定されるので、危険だと思われがちですが、実はその真逆です。
(ゴール前でスプリントの体勢をとる別府史之/ダンシングで峠を攻めるリッチー・ポート)
ロードバイクの場合、ダンシングやスプリントといった、特殊な姿勢でペダリングを行います。これらを通常のペダルで行うと、滑ったり足が離れてしまう恐れがあるので、大変危険です。
(レース中の落車シーンを収めた一枚。シューズとペダルは、完全に分離していることが分かる。)
またビンディングシューズは、落車等の激しい衝撃を受けると外れる設計になっています。
もちろん正しく使いこなすためには、練習が必要です。ですが、一度ものにすれば、その効率性と安全性の恩恵を最大限に受けることができますよ!
ビィンディングデビューに掛かる費用
ビィンディングデビューに必要な費用を、簡単にシミュレーションしてみました!!
シミュレーション①
■Bontrager Circuit Road Shoe■
価格:¥18,590-(税込)
サイズ:39/40/41/42/43/44
カラー:Radioactive Red / Black /White
製品概要:本格ロードシューズの入門モデル。トレンドのBOAクロージャ―ダイヤルを採用し、高いフィット性と快適性を確保。
樹脂製ソールを採用することでコストを抑えている。
■Shimano PD-R550■
価格:¥9,979-(税込)
製品概要:シマノSPD SLのエントリーモデル。クリートキャッチ構造は上位モデルと同様。
ペダル素材にコンポジットを採用し価格を抑えている。
■デビューする決意と熱意■
価格:プライスレス(笑)
シミュレーション①の場合、総額¥28,569-(税込)。
シミュレーション②
■Bontrager XXX Road Shoe■
価格:¥40,700-(税込)
サイズ:36/37/38/39/40/41/41.5/42/42.5/43/44/45
カラー:White / Black
製品概要:ボントレガーのハイエンドシューズ。締め付けはBOAダイヤルのみで、踵を支えるヒールカップを備える。
またOCLVカーボンソールを採用し、軽量かつ高剛性を確保している。
■Shimano PD-R8000■
価格:¥21,018-(税込)
製品概要:シマノアルテグラグレードのペダル。耐久性の高いステンレスボディを採用。
またカーボンコンポジット素材を使うことで、軽量に仕上がっている。
■デビューする覚悟と勇気■
価格:プライスレス(笑)
シミュレーション②の場合、総額¥61,718-(税込)。
総括
「費用対効果抜群」この一言につきます。
ロードバイクを乗る上で、最も重要な綺麗なペダリングを3万円ほどで、手に入れられるんです♪
車体価格の凡そ1割~2割ほど。そう考えると、ビンディングシューズ&ペダルは、めっちゃお得なアイテムですよ!!
いかがでしたか?ビンディングシューズの効果をお分かり頂けたと思います。
アースバイクスでは、現在ビンディングシューズ特設コーナーを設けております👍
自分に最適なペダルやシューズのサイズについては、ビンディングを知り尽くしたスタッフがおりますので、お気軽にお尋ねください。
皆様のご来店お待ちしておりまーす!!
―ライター紹介―
藤木 大貴(Daiki Fujiki)
スポーツ自転車歴14年。高校時代、クリテリウムのロードレースで活動。大学ではトライアスロンに挑戦。
デュアスロンでは、世界選手権出場経験を持つ。自転車通勤で走った距離は1万キロ以上。
THE EARTH BIKESでは、初めてスポーツ自転車にチャレンジする方を全力サポートし、購入に対してのサポートだけでなく、購入後のライドの相談や、メンテナンス、ウェア選びからパンク修理まで、ハマればハマるほど出てくるスポーツ自転車の『?』をサポートいたします。
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