忘れがちになる定期メンテナンス。春を迎える前にしっかり調整をしましょう！（クロスバイク編）

こんにちは、アースバイクスです。

クロスバイクにお乗りの皆様、定期メンテナンスをお忘れではありませんか？

変速が綺麗に決まらない・どこかにガタつきを感じる等々、違和感があれば直ちにメンテナンスが必要です。
また違和感がなくとも、知らず知らずのうちに消耗パーツが摩耗している、なんてこともしばしば。

サイクリングシーズン・インする前に、愛車を安全で快適な状態にしましょう！
今回は、メンテナンスと消耗パーツに関して、簡単にご説明します↓

絶対に抑えておきたいメンテナンス

プリライドメンテナンス

価格：会員様/無料・一般/￥4,000－（税込）
作業内容
●ブレーキ調整
●変速調整
●ボルトのトルクチェック
●タイヤ摩耗チェック
●チェーン摩耗チェック
●ブレーキパッド摩耗チェック

消耗に応じて交換すべきパーツ

タイヤ

タイヤの消耗は目に見える形で現れます。以下の症状がある場合は、要注意です。
■真ん中の部分に丸みが無く、平らになっている。
■サイド部分がひび割れている。
■タイヤに小さな穴や、異物が刺さった跡が沢山ある
■そもそも数年間同じタイヤ。

またタイヤはゴム製品のため、見た目に問題はなくても、経年劣化により”硬化”を起こします。
硬化というのは読んで字のごとく、硬くなることです。
硬いタイヤは変形しにくいため、グリップ力の低下を招きます。また異物が刺さった際にも、貫通しやすい状況です。

チェーン

チェーンの摩耗は錆を除けば目に見えないため、ショップでのチェックが必要です。
摩耗のことを「チェーンが伸びる」と表現しますが、当然金属製のチェーンは人間の脚力で伸びません。

では一体どこが”伸びる”のか。
答えは、チェーン内部にあるローラー部分。
変速やチェーン汚れによって摩擦が生じ、徐々に削れていき元々よりも隙間が大きくなります。

交換の目安は、距離にして凡そ4000㎞～5000㎞。
ただしこれは、定期的な洗浄と注油を行っている場合の最大寿命と考えてください。

ちなみに、チェーンの伸びを調べる際は、チェーンチェッカーという専用器具を使います。

0.25/0.5/0.75/1とメモリがあり、1に近づくほど伸びている証拠です。シマノ製チェーンの場合、0.75で要交換となります。
１まで行くとチェーンの耐用限界を超えており、突然切れてもおかしくありません。

ブレーキパッド

ブレーキパッドの摩耗は、命に関わる重要なパーツです。

現在、ブレーキ構造は油圧式ディスクブレーキへと完全移行しました。

従来のリムブレーキ式であれば、外観からブレーキ構造とパッドを確認できましたが、油圧式の場合それらは一切見えません。
またパッドの摩耗が、ブレーキレバーの引きしろに影響を与えることもないため、感覚的に感じることが出来ない点も要注意です。

専門店では、摩耗度合いがひどい場合、ブレーキ本体からパッドを取り外し、厚みを丁寧に確認します。
シマノ製パッドの場合、残量が0.5㎜以下で要交換となります。

グリップ

グリップも実は消耗品の一つです。多くのグリップはゴム製のため、長期運用によって加水分解を起こします。
そも結果、グリップがネバネバ・ヌチャヌチャになってしまいます。
直接手で触れるものなので、綺麗で清潔なものへ交換しましょう♪

いかがだったでしょうか？
定期メンテナンスは、スポーツバイクを安全に運用する上で非常に大切です。

冬場だけでなく、4か月に1度といったように、ご自身で期間を定めて、ショップに持ち込むことをお勧めします。
この記事を読んで、少しでもドキッとした方は、是非アースバイクスへメンテンナンスをご依頼ください！！

―ライター紹介―

藤木 大貴（Daiki Fujiki）
スポーツ自転車歴12年。高校時代、クリテリウムのロードレースで活動。大学ではトライアスロンに挑戦。
デュアスロンでは、世界選手権出場経験を持つ。自転車通勤で走った距離は1万キロ以上。

THE EARTH BIKESでは、初めてスポーツ自転車にチャレンジする方を全力サポートし、購入に対してのサポートだけでなく、購入後のライドの相談や、メンテナンス、ウェア選びからパンク修理まで、ハマればハマるほど出てくるスポーツ自転車の『？』をサポートいたします。