プレシジョンフィットからのプロジェクトワン
2019年12月16日
アースバイクスでは、トレックのカスタムオーダープログラム「プロジェクトワン」をご検討いただいている方には必ず事前に35,000円(税込)の「トレック・プレシジョンフィット」というフィッティングサービスを受けていただきます。※ご注文いただいた時点で35,000円はキャッシュバックいたします。
なぜそのようにフィッティングを受けていただいているかというと、清水の舞台から飛び降りる思いで購入の決断いただいたお客様には、最高のコンディションでロードバイクを楽しんでいただきたいという想いがあるからです。
事前にフィッティングを受けていただくことで以下のことが解決できます
- 正確なフレームサイズを導き出せる(トレックの多くのモデルがシートマストキャップというシステムを採用しているため、フレームサイズを判断する際にはサドル高は最も重要となります。)
- 正確なステム長を導き出せる(例えばマドンSLRでステムを後から変更する場合、別途31,900円が必要)
- 正確なハンドル幅を導き出せる(マドンSLRでハンドルを単品で購入の場合、別途38,500円が必要)
- 現在乗っているロードバイクのポジションや乗り方がそもそも正しいのかどうかわからない
そもそも同じ人でも経験値や体型、柔軟性の違いで乗り方はやポジションは大きく変わるんです。
今回ロードバイク歴1年半で、2台目のロードバイクとしてプロジェクトワンでマドンSLRをご注文いただいたT様の例をご紹介いたします。
T様の例
自転車歴:1年半
愛車:2019Domane SL5 52cm
走行距離:週100キロ~150キロ(日々の通勤含む)
平均速度:25キロ~30キロ
フィッター野口の見解(BEFORE):1年半ほど前にアースバイクスにて初めてのロードバイクを完成車で購入され、ハンドル高やサドル高は変更しているが、基本的には大きな変更はなし。この写真では、ハンドル位置も高く比較的ゆったりしたポジションの乗車フォームをとられている。ご本人様もすっかりロードバイクにはまり体重もすこしずつ落とされてきたこともあり、ゆったりした乗り方ではなくマドンの強みである高速で走行したいという想いがある。それを可能にするポジションへ変更し、また同時にペダリング技術なども伝えた。乗車フォームを動画撮影しそれぞれのポイントを分析。
・サドル高は少し高くすることが可能
・胴体から腕にかけてはかなり余裕があるのでステムを2㎝~3㎝長く出来る
・ハンドル位置を低くすることで上半身もさらに前傾でき、サドルにかかる圧をハンドルに分散できる。結果エアロ効果も期待できる
・サドル位置がやや前方だったため、サドルをやや後退させる(添付の写真とは別に分析済み)
・首回りも窮屈そう
・サドルハイトがより適切になった。今後柔軟性がさらに高まれば1㎝以内で高くすることは可能
・胴体から上腕にかけての角度が80度ほどに変更
・ハンドルを低くし、ステム長を2㎝伸ばすことでよりハンドルへの荷重が増え、同時に上半身の前傾も以前より深くなった→高いエアロを獲得
・サドルの前後位置もより適切になり、サドルへの圧のかかりも改善された
フィッティング後のT様の声:これまでよりも明らかにスピードが出せるように感じる。脚の回転もスムーズになった。慣れないフォームなので腰への負担はあるが、乗っているうちに筋力もアップし慣れてくるように感じている。フィッティングを受けて本当に良かったし、以前のポジションのままマドンに乗っても最大限マドンの強みを生かせなかったと思う。マドンが納車されるまでにこのフォームをマスターしたい。
フィッター野口の結論:フィッティングよりT様のマドンSLRは以下のように導き出した
フレームサイズ:Madone SLR 52㎝
ステム長:120㎜High
シートマスト160㎜オフセット5㎜
クランク長170㎜
ビフォアー、アフターでは明らかにポジションが異なり、また誰が見てもどちらが速く走れるフォームかは一目瞭然ですよね。例外もありますが、基本的に速く走れるサイクリストは乗り方も綺麗で正しい数値に収まっているものです。
プロジェクトワン、もしくは一度ポジションを確認されたい方は是非アースバイクスまでご相談ください。
電話:06-7509-3306
メール:info@the-earthbikes.com