対ヒルクライム最強アイテム登場！真円=ラウンド(round)でも楕円＝オーバル(oval)でもない、バロックギヤ(BaroqueGear)！

山へ走りに行きたくなる魔法のチェーンリング！

スミス　バロックギヤ(BaroqueGear)

34±3　36±2　シマノ用　カンパニョーロ用　各￥16,800(税抜)

カラー　レッド/ガンメタ/ブラック/ブルー(限定)

THE EARTH BIKESでも大人気のオーバルギア(楕円)ROTOR Qrings(ローターキューリング)

内田も長年使用していますが、初めて装着した時も違和感なくペダリングすることができ、漕げば勝手に効率の良いペダリングに変わる魔法のアイテムです。

今回メインバイクをMADONE9からMADONE SLRに乗り換え、ROTOR Qringsから違うメーカーの非真円ギアを装着することにしました。

ただし、今回交換するのはインナーのみ！真円でも楕円でもないヒルクライムスペシャルギヤ『バロックギヤ(BaroqueGear)』を試してみることに！

今回バロックギアを導入した理由は3つ

１．ROTOR Qringsを通じ、非真円ギヤの効果を感じている

２．アウターはラウンドリング(真円)を使いたい

３．苦手な登坂で楽したい

以上3点。

もともとROTOR Qringsを導入したとき、特に違和感もなくペダリングしてるだけでケイデンスが上がるという効果を体感しているので、非真円ギヤは使いたかったのですが、今回アウターリングはあらゆる状況に対して、設定したピークポイント以外どのタイミングでも同じイメージで踏めるように、ラウンドリングを使うことは決めていました。

でもやっぱり登りは苦手なので、インナーだけは楽したい！そんな思いから非真円リングを探しているときに出会ったのが『バロックギヤ』なのです。

そもそもバロックとはバロックとはポルトガル語のbarroco(歪んだ形の真珠の意)に由来する語であり，真円=ラウンド(round)でも楕円＝オーバル(oval)でもない、変形を総称してバロック(baroque)と云います。

バロックギアのメカニズム

従来、真円形ギヤではクランク角度によって大きく変動するペダル踏力に対応できず大きなロスを発生させていました。そこでチェーンリングを非真円にし、クランクが一回転する中で一番大きな筋肉で力の入るポイント、80°～110°で仮想歯数を大きく、12時と6時の小さな筋肉を使うポイントで仮想歯数を小さくすることで、ペダリング中のパワーロスを軽減する仕組みになっています。

一般的に力を入れやすいといわれる80°～110°(バロックギヤはポイント固定)のペダル位置で、仮想歯数が大きくなり推進力を稼ぐ

逆にパワーロスが多くなる位置では、仮想歯数を小さくして筋負担を軽減するのです。

分かりやすく真円のリングとバロックギヤを重ねてみると・・・

真円は一周すべて34Tですが、バロックギヤは一番力が伝えられるピークポイントで大きなギヤ(37T相当)になるので、効率よく推進力を生み出せる。

逆に12時と6時のポイントでは真円(34T)より小さいギヤ(31T相当)になり、小さな力でペダリングすることができる。

実際のフィーリングと効果は？

まずはチェーンリングをバロックギヤに交換し、平地で軽く走ってみました。

最初のイメージは違和感なくペダリングできたROTOR Qringsと違い・・・

「何じゃこりゃー？」

でした。

Qringsと違い、めちゃくちゃグワングワン感じます。

これって一番力の入らなくなる12時と6時のペダル位置を通過する時の仮想歯数と、ピークポイントの仮想歯数の差から生まれるペダル速度の変化でグワングワン感じるんですね！

つまりピークポイントでグッと踏み込み、下死点では無駄な力が入る前にサッと通過する。

理想のペダリングですね。

Qringsでは感じなく、BaroqueGearで感じるグワングワン感は、オーバルとバロックの非真円の形状の違いですね。

そして次の瞬間頭に浮かんだのが「登りで試してみたい！」でした。

翌日ワクワクドキドキで山へ向かいました。

しかーし！登り始めて5分、いつまでも続くグワングワン感には気持ち悪ささえ感じました。

それどころか山頂までのぼり、真円のアウターに戻したらアウターまでグワングワン感じるようになった。

もうないがなんだか・・・心が折れそうになりましたが、これだけ人気の商品なのだから必ず乗り方のポイントがあるはず！

と自分に言い聞かせ、そのまま試し続けること一週間、ついにその時が来ました！

あれだけあったグワングワン感が、急にフッと消えグイグイ登れるようになったのです！

マジックタイムの始まりです♪

今まで感じたことのないリズミカルなペダリングで登れます・・・というか、ペダリングリズムがとりやすく、羽が生えたようにグイグイ登れる！
※羽はイメージです、BaroqueGearを装着しても生えません(笑)

ただし！このリズムを外すとグワングワン感が襲ってきます(>_<)

勾配に対してパワーとケイデンスとスピードがマッチした時、ビックリするくらいリズミカルにペダリングできるんです！

ヒルクライムが苦手！という方や、もっと登りで攻めたい！という方にとって、バロックギヤは登りのスペシャルアイテムになるかもしれません。

ただし、現在販売しているモデルはピークポイントが90°固定のモノになりますので、ペダリングのピークポイントが合わない人はいつまでたってもグワングワン感が取れないかもです。

その場合ある程度の慣れ？練習？が必要となります。

ヒルクライムに強いインナーギヤとして話題のバロックギヤは、もともとインナーのみの設定なので、ROTOR Qringsと違いクランクもアウターもチェーンもフロントディレイラーの調整も、すべてそのまま装着か興味可なので手軽に導入できます。

バロックギヤが気になる方は、ぜひご相談ください。

しかも！今ならTHE EARTH BIKESの試乗車にBaroqueGearを装着していますので、実際に体感していただけますよー！

※バロックギヤの装着には本体代以外に別途取付工賃が必要となります。

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