タイヤを考える・・・その③チューブレスタイヤ編
2019年5月10日
タイヤを考える第3回は『チューブレスタイヤ』です。
タイヤとは・・・
ホイールの外周にハメ込むゴム製の部品で、衝撃の緩和や走行安定性向上などを目的としているモノです。
スポーツバイクを楽しむうえでタイヤは、走行中わずか名刺半分にも満たない路面接地面積に命を預ける重要なアイテムです。※タイヤ面積 参考700×23-25
スポーツ自転車のタイヤは3タイプある
スポーツ自転車にはクリンチャー、チューブラー、チューブレスと、それぞれ特徴のある3種類のタイプがあり、ライドスタイルや目的に合わせて選ぶことができます。
前々回はサイクリストに一番メジャーなクリンチャータイヤをご紹介しました。
前回のクリンチャータイヤ編はこちらをご覧ください・・・その①クリンチャータイヤ編
前回は今回はプロ、ハイアマチュアに愛用者の多いチューブラータイヤをご紹介しました。
前回尾チューブラータイヤ編はこちらをご覧ください・・・その②チューブラータイヤ編
最終回の今回は、今後トレンドになる可能性大!チューブレスタイヤをご紹介します。
その名の通りタイヤの中にチューブが入っておらず、空気だけが入っているチューブレスタイプを紹介します。
チューブレスタイヤとは
スポーツバイク用のタイヤの中では、新しいタイプのタイヤとなります。構造的にはクリンチャータイヤによく似ていて、タイヤのビードをリムに引っか装着しますが、ホイールにはスポーク穴のないチューブレス専用のホイールを使用するか、もしくはチューブレス専用インナーテープ装着し、タイヤに空気を充填する構造になっています。
メリット
まずはは耐パンク性能の高さ。
チューブがないので、クリンチャーのようなリム打ちパンクがしにくい。
ライド中のパンクには、チューブを使用してクリンンチャー化することで、クリンチャータイヤとして走ることができる。
チューブがないのでタイヤとの摩擦がなく、転がり抵抗が少なく、乗り心地の良くなる。
またリム打ちパンクがないため、空気圧のセッティングの自由度が広がり、低圧での走行も可能で乗り心地やグリップ力が良くなる。
またシーラント剤を使用することで、パンクリスクを軽減できる。
デメリット
クリンチャータイヤでも、メーカーやモデルによってはビードの硬いものがあるが、チューブレスタイヤは空気を逃さないために、ビード〜リム間の隙間をなくすためにより固くつくられている。
その為タイヤのリムへの装着が、ビードが硬くてやりにくい時があるので、専用のタイヤレバーは必須です。
またリムへタイヤの装着ができても、後に空気を入れビードとリムを密着させる通称「ビード上げ」は、なかなか空気が入らず手ごわい作業となることもある。
まとめ
よく「チューブレスって取り扱い難しそうですけど、どうですか?」と質問を受けます。ハイ、ズバリありだと思います。パンクに対してチューブラーよりも使いやすく、転がり抵抗や乗り心地、またパンクの軽減でクリンチャーよりもメリットが多い。ある程度のスキルとテクニックは必要なので初心者には難しく感じるかもしれませんが、ロングライドやレース活動も含め、スポーツバイクを真剣に楽しむなら、少しの手間を惜しまずチューブレスタイヤを理解して使うことで、より快適に攻めた走りを楽しめるでしょう。もちろん、まだまだこれから進化していくタイヤシステムなので、着脱作業性の向上や重量の軽量化など、より良くなるでしょう。次のタイヤに交換時は、次世代タイヤシステム『チューブレスタイヤ』を検討されてはいかがですか?
THE EARTH BIKESでは以下のタイヤを取り扱っております。
IRC フォーミュラPRO TL RBCC ¥8,208-(税込)
コンチネンタル GRAND PRIX 5000TL ¥10,584-(税込)
※現在店頭にあるタイヤとなります。他メーカーご希望の方は、スタッフにお尋ねください。
THE EARTH BIKESでチューブレスタイヤ購入のお客様には、シーラント注入(通常1本¥1,080-)をサービスさせていただきます。
また冒頭でも書きましたが、タイヤは自転車の中で唯一路面と接し、命を預けているアイテムです。レースで使えるような高性能なタイヤにこしたことはないですが、性能が上がれば上がるほど価格も高くなるため、予算の許す限り「安全を購入する」という気持ちでタイヤ選びを楽しでください。
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