イベントやレースに出てみよう
このページではスポーツバイクに慣れてきたら是非一度おすすめしたいイベントやレースについて紹介します。ロングライド、クリテリウム、トライアスロン、ヒルクライム、シクロクロスと5つの競技別に人気イベントや初心者でも参加しやすいイベントを紹介します。
ロングライドイベント
ロードバイクを始めると、100kmの距離を走るのは意外と簡単だったりします。購入したばかりの頃は、近所の2,30kmから走り始める方が多いですが、慣れてくると早い人で半年もたたずに1日100kmの距離を走れるようになります。100km完走することを目標に掲げていると、目標達成は意外と早く訪れ拍子抜けするかもしれません。
長距離に慣れてきたらロングライドイベントに参加してみてはいかがでしょうか。いくつか有名なロングライドイベントを紹介します。
軽井沢グランフォンド
避暑地で有名な長野県軽井沢町で毎年5月に開催されるロングライドイベントです。メインは、軽井沢を起点とする浅間山麓一周約123キロ、累積獲得標高2,300メートルを超えるヒルクライムの要素も入る山岳ロングライドです。
また、ロングライドになれていない方にも優しい走行距離30km前後の入門コースもあり、友だちや家族などグループで参加するのもおすすめです。
八ヶ岳グランフォンド
グランフォンド八ヶ岳とは、八ヶ岳南麓・山梨県北杜市を舞台に行われる、獲得標高2,000m以上、標高差約1,000mを誇ります。前述の軽井沢グランフォンド同様、日本国内でも屈指の山岳ロングライドです。八ヶ岳高原の絶景、 地元のあたたかいおもてなし、充実したエイドステーションなど、毎年大人気のロングライドイベントです。
佐渡ロングライド
佐渡ロングライドは毎年締切を待たずして定員に達する人気ロングライドイベントであり、3,300人ものサイクリストが佐渡ヶ島に集まるビッグイベントです。
佐渡ロングライドのコースは距離別に4つ設定され、島を一周する最も距離の長いAコース210km、半周した後で島の中央を横断するBコース130 km、島を半周するCコース100km、 島のグルメや観光スポットも楽しめる手軽なDコース40km。参加者それぞれの脚力や目的に合わせて選ぶことができます。佐渡の自然を満喫して走りきった爽快感を味わうためにリピーターも多いイベントです。
ホノルルセンチュリーライド
ホノルルセンチュリーライドは、ハワイで最大かつ最も歴史のあるアマチュアツーリング大会です。海外で開催されるロングライドライドにも関わらず、毎年たくさんの日本人が参加しているのが特徴です。初心者や子供連れの家族から本格派ライダーまで、誰でも楽しめるファンライドイベントです。
参加者の体力や当日の体調により、自分で走行距離を選んで折り返すことができ、最長で100マイル(約160km)のロングライドを楽しむことができます。観光旅行では訪れる機会が少ないオアフ島東部の美しい海岸線や山脈などの風景を楽しみながら爽快なライドを楽しむことができます。
クリテリウム
ツール・ド・フランスのステージような長い距離のワンウェイコースで争われるロードレースに対し、クリテリウムは市街地や公園などに設定された短い距離の周回コースを走り、順位を競うレースです。コース一周の距離は1km〜5km程度と短く、コーナーの多いコースが設定され、決められた周回数を走ります。周回コースなので、観客は繰り返し選手の走りを見ることができ、臨場感があふれる雰囲気です。ゴール前は集団スプリントになることが多く、観客の興奮は最高潮になります。ただし集団走行やゴール前のスプリントなど、競争要素の強いイベントのため、ある程度バイクコントロールの経験を積んでから出場する方が良いでしょう。参加するだけではなく、観戦しても楽しいイベントです。
大磯クリテリウム
大磯クリテリウムは、大磯ロングビーチの駐車場で毎年10月から4月まで冬の間毎月行われるクリテリウム形式のレースです。シンプルなコースとクラス分けで、初心者から上級者まで楽しめます。
東京ワンダーレース
誰でも気軽に参加出来る自転車レースシリーズというコンセプトの下、東京近郊、自然豊かな多摩地域をメインフィールドに、クリテリウムだけでなく、シクロクロス、ヒルクライム、エンデューロからトラックレースまで幅広く開催しています。
ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム
こちらは観戦が目的のイベントです。埼玉県さいたま市で開催されている、2013年にツール・ド・フランス100回を記念して開始されたロードレース大会です。海外のプロロードレーサーが多数参加する大会のため、観客も多く日本で一番盛り上がるサイクルロードレースのひとつです。選ばれたプロ選手の走りを間近で観戦することで貴重な体験ができます。
ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム公式HP
トライアスロン
近年競技人口が増え続けているトライアスロン。自分の体力の限界に挑戦し、ゴールした後の達成感は格別で、その魅力にはまると良い意味で抜け出すことができないでしょう。
ここでは初心者向けのトライアスロンを中心に紹介します。
コスミックレディース&ビギナートライアスロンinせんなん里海
参加者は初心者や女性優先のトライアスロンイベントです。せんなん里海公園を中心にしたスイム750m、バイク20km、ラン5kmのスプリントコースです。
コスミックレディース&ビギナートライアスロンinせんなん里海公式HP
伊豆大島トライアスロン
伊豆大島トライアスロンも初心者も楽しめるコース設定です。スイム1.5kmバイク40kmラン10kmのAタイプと、さらにコースを短く設定したスイム0.75km、バイク20km、ラン5kmのBタイプの2つのコースが選べます。
赤穂トライアスロン
赤穂トライアスロンは波のない安全なスイムコース設定で初めてのトライアスロンにもおすすめのイベントです。レースは午前と午後の2つのグループに分かれており、午前の部がスイム1Km、バイク30km、ラン5kmのコース。午後の部は距離が若干長めのスイム1.5km、バイク40km、ラン10kmのコースです。
ヒルクライムレース
ヒルクライムレースはスピードが出ないため、初心者でも比較的安全に参加しやすいイベントです。ヒルクライムの醍醐味は登り切った後の達成感や爽快感です。次もまた登りたくなってしまう不思議な魅力があります。ただし登りがあるということは下りもあるということ。ダウンヒルでのブレーキングやコーナーリングの練習は必須です。
Mt.富士ヒルクライム
日本最大規模のヒルクライムレースです。世界遺産・富士山を舞台とし、約10,000名のサイクリストが健脚を競います。受付が行われる大会前日は「サイクルエキスポ」や「トークショー」などのイベントが盛りだくさん。大会当日だけでなく2日間たっぷりと自転車を楽しむことができます。平均完走率99%以上のヒルクライムなので初心者でも安心して参加できます。
マウンテンサイクリングin乗鞍
マウンテンサイクリングin乗鞍は1986年(昭和61年)から続く4,000名超の参加者を集めるビッグイベントです。舗装路としては日本最高地点(2,720m)の乗鞍・鶴ケ池を目指し、全長20.5km、標高差1260mを駆け上がります。自転車ヒルクライムレースのパイオニアとして絶対的な人気を誇るヒルクライムイベントです。
榛名山ヒルクライム
ハルヒルの愛称で親しまれている榛名山ヒルクライム。体力、脚力に合わせた3コースが用意されているので、初心者も安心して楽しめる大会です。一番長い榛名湖コースで、全長16kmで標高差約900mを駆け上がります。
榛名山ヒルクライム公式HP
シクロクロス
シクロクロスはロードバイクのオフシーズンのトレーニングとして始まった競技です。河原や浜辺、時には牧場の敷地内などに障害物を設置した1周3~4kmのオフロードの周回コースを作り、決められた時間内に何周できるかを競う障害物レースで、太めのシクロタイヤやディスクブレーキを搭載したシクロクロスバイクで出場します。1レースは約30分から1時間と短く、選手のレベルに合わせてカテゴリー分けされており、そのカテゴリーごとにレースが行われます。最近はロードバイクのオフシーズンのトレーニングではなく、シクロクロスをメインに楽しむ層も増えてきており、観戦する側も楽しめるイベント性が高い大会が人気です。
シクロクロス東京
2012年から始まった新しいシクロクロスイベントですが、東京のお台場地区というアクセスの良さからすでに人気シクロクロスイベントとなっています。
Rapha スーパークロス野辺山
日本全国のシクロクロッサーを魅了する「野辺山シクロクロス」ことRaphaスーパークロス野辺山は、標高1,350mの高地に位置する長野県滝沢牧場が舞台。UCI(国際自転車競技連合)規格の本格的なコースに、細分化されたカテゴリー分けにより、あらゆるレベルのシクロクロッサーが本気で楽しめるレースです。カウベルが鳴り響き、ベルギーのファストフードであるフリッツやコーヒーの香り立ち込める会場は観戦する側も非常満足できるイベントです。
Raphaスーパークロス野辺山公式HP
最後に
競技別に人気、おすすめのイベントを紹介しましたが、興味が沸いたイベントは見つかりましたか?シクロクロスは冬を中心に開催されますが、それ以外は春から秋にかけての自転車シーズンに多く開催されます。トレックバイシクルストアのスタッフも様々なレースやイベントを楽しんでいます。ぜひ一緒に出場し、感動を分かち合いましょう!